ステップ12 整理整頓されている会社は印象が良い
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従業員と一緒に、会社の整理整頓を
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今までも度々でてきていますが、会社の整理整頓がきちんとおこなれていて、更に明るく元気な挨拶があるような会社では、税務調査が円滑に進むケースが多いです。一方、税調査前にはきちんと、会社の金庫の現金実際残高と帳簿が合っているかも確認しておいて下さい。
とりあえず現金残のチェック
現金商売の会社はもちろんのこと、現金商売でない会社についても、現金出納帳残高と金庫にある実際残高との照合を必ず行ってください。 現金を合わせるということは、帳簿管理の基本です。
これがきっちり合っているか合っていないかで、調査官の心象は大きく異なり、調査がスムーズにいくかどうかのキーだと思ってもいいでしょう。
また、 金庫の中身も念入りに確認を行ってください。
取引先等から頂いた商品券や小切手が入っていることもありますが、商品券や小切手は現金扱いとなりますので、注意してください。
【チェックシート】
□ 現金の入出金がある度に現金残高を合わせているか?
□ 金種表を利用し、第三者による確認があるか?
□ 商品券や小切手を現金として勘定しているか?
□ 現金出納帳残高と実残は合っているか?
□ 合わない場合で実残が多いとき、雑収入で処理しているか?
□ 合わない場合で実残が少ないとき、雑損失で処理しているか?
□ 金庫に個人のお金を入れていないか?
整理整頓されている会社は好印象
清掃が行き届いて、 整理整頓がされており、 明るく元気に挨拶する会社を訪問したとき、皆さんは気持ちがいいと感じますよね? 調査官も皆さんと同じ ように感じるはずです。
整理整頓とは、会社に必要なものは適正な場所に保管し、個人所有物は自宅に持ち帰るということです。
また、社長と経理担当者の机の中は、見られる可能性もあります。特に現金などを置きっぱなしにしないように注意してください。
【チェックシート】
□ 受付は片付いているのか?
□ 個人の机・ロッカーに私物が入っていないか?
□ 引出しに現金などが入っていないか?
□ 個人ロッカーに会社のものが入っていないか?
□ 黒板やカレンダーにプライベートの記載がないか?
□ 工場も見られることがあるが、整理整頓されているか?