ステップ1 税務調査のスタートからゴールまで
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税務調査の全体を俯瞰(ふかん)する
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税務調査の全体像が把握できれば、落ち着いて対応が出来るでしょう
税務調査のスタートからゴールまで
税務調査は、まず 税務署からの電話連絡 からスタートします。そこで日程調整を行い、実地調査日が決まります。
実地調査は標準規模の中小企業であれば、調査官が1~2人で2日間 という日程が多いです。
調査当日は、 だいたい10時から16時頃まで調査が行われます。調査をする中で、税務署の判断により調査官の人数が増えたり、逆に日程が短縮されることもあります。
実地調査後も続く税務調査
調査最終日には、 調査のまとめとして問題点が提示されますが、その時点で調査が終了するわけではありません。税務署に持ち帰って検討する項目もあります。もちろん、調査で特に修正事項が見つからなければ、そのまま終了することもあります。
指摘事項があった場合には、その後、納税者・税理士と税務署側で折衝を行います。期間はケースバイケースで様々ですが、長ければ決着まで1ヶ月以上かかることもあります。
最終的には、納税者が税務署の指摘事項に納得すれば、 修正申告書 を提出し、納税をして税務調査は終了となります。ただし、延滞税等については、本税納税後に納付書が送られてくるため、少しタイムラグがあります。
【税務調査の流れ】
調査連絡 ⇒ 日程調整 ⇒ 調査当日
<調査当日のスケジュール一例> ※調査期間2日で、調査官1~2人というのが一般的
●1日目
・10時 税務署到着、会社概要等の聞き取り
・10時30分 調査開始
・12~13時 昼食休憩 (※昼食を用意しておく必要はありません)
・13時 調査再開
・16時 初日まとめ、仮指摘等
●2日目
・10時 税務署到着、初日指摘事項の確認等
・10時30分 調査開始
・12~13時 昼食休憩
・13時 調査再開
・16時 指摘事項の確認
調査後折衝 ⇒ 調査終了 ⇒ 修正申告(納税者が納得した場合) ⇒ 修正税額納付 ⇒ 延滞税通知・支払